2015年03月31日

仏教と傾聴

青空に映える桜
桜.jpg

円覚寺の臨済・白隠禅師報恩坐禅会で、お土産としてもらってきた袋の中に、「禅文化」という冊子がありました。
その中の「臨床僧」の特集記事は興味深い内容でした。
お坊さんたちが末期がんの患者たちを病院に訪ねていること、妙心寺派では「傾聴ボランティア養成講座」を開講されていることを初めて知りました。
妙心寺派管長である河野太通老師は、末期がん患者のホスピスケアを臨床僧が行うことについて、「その患者さんの悲しみ、嘆きを聞かせてもらって、共感し、寄り添うということです」と仰っています。また、「禅や仏の教えが、身体を病み、心を病む人の生前の助けになっていくならば、日本仏教教団としてもありがたいことだと思う」と述べておられます。

キリスト教関係で傾聴に関わっておられる方々の活動には敬意を払っていますが、仏教もまたこの分野に関わっていることを初めて知り、嬉しく思いました。
透明になって傾聴に臨みたいと思う私にとって、座禅は大事なものになっています。
禅寺がただ座禅をするだけでなく、傾聴という形で人と触れあったり共感したりすることにも関わってくれたら素晴らしいと思います。
posted by 幸 at 20:23 | Comment(2) | 傾聴ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年03月29日

臨済・白隠禅師報恩坐禅会

円覚寺の臨済・白隠禅師報恩坐禅会から帰ってきました。

これまで1時間ほどの座禅しか経験がなく、お寺で一泊しての座禅会は初体験。疲れたけど、とても貴重な体験でした。

初めて体験してみて思ったこと色々。
1.細かい規則がいっぱいあって、ひとつひとつ意味はあるし、親切に説明してくれるからいいんだけど、正直、めんどうくさいな〜と思った。
2.基本的に座禅をしているだけの全く非日常な時間なので、雑事を思うこともなく、シンプルだった。
3.昔ながらのかまどで炊いたおかゆやごはん、具だくさんのお味噌汁など、食事がとてもおいしかった。少ないかもと思っていたけれど、何回もおかわりできて、十分おなかいっぱいになる量でよかった。
4.寝るときの布団が、綿の布団で、羽根布団に慣れている私には恐ろしく重く感じられた。
5.座禅する場所などが窓あけっぱなしで冷えるのが分かっていたので、カイロを用意していたり厚着したり準備万端だったのがよかったし、自分が結構、要領よく行動できる人だと再確認した。
6.在家の修行者を「居士」と呼ぶのは知っていたが、それは男性に対する呼称で、女性は「禅子」というのを初めて知って、可愛らしい呼び方だと思った。私たちに色々教えてくれる禅子さんたちは皆てきぱきしながらも優しくて好感が持てた。

今回の座禅会で印象深いハプニングが2つありました。

ひとつは、横田南嶺管長がお出ましになり、直接お話する機会があったこと。
管長様は参加者ひとりひとりの名前を呼んで下さって、親しく話しかけて下さいました。管長様のファンとしては、大感激でした。

もうひとつは、夜、全員で行う座禅が終わった後、夜坐といって、めいめい外で自発的に座禅するというのがありました。
最初、私は皆と一緒に大方丈の縁側に座って月を眺めていたのですが、ふと桜の枝が見えているのに気づき、一人立って歩いていきました。
大きく枝を伸ばした立派な桜の木でした。
ほぼ満開に花開いた桜がにっこり微笑みかけてくれているように感じて、その木に触れて挨拶し、しばらく佇んでいました。
和尚(昔師事した和尚ラジニーシ)のネオタロットカードの中の絵を思い出しました。
タロットカード.jpg

生は途方もない。そして毎瞬、それはあなたへの千とひとつの贈りものをもってやってくる。
生がもたらすすべてを感謝をもって受け容れる瞬間、人はひとりの覚者になる。

とまあ、このようなメッセージだったと思います。
早朝の円覚寺境内を歩いたことはありますが、夜間、誰もいない境内でこんな出会いがあるなんて、思いがけないギフトでした。

素晴らしい経験をさせてもらえて感謝です。
posted by 幸 at 19:28 | Comment(0) | 円覚寺・座禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年03月28日

人に触れること(タッピングタッチ)

1月に初めて受けてみたタッピングタッチ基礎講座1/30記事)、昨日また受講してきました。

参加者の顔ぶれは違っていましたが、和やかな雰囲気は変わらずでした。
インストラクターのお人柄もあるのかもしれませんが、タッピングタッチ(左右交互のソフトで軽やかなタッチ)が生み出すリラックス効果なのでしょうか、
心がぽわっと緩んであたたかい空気が流れていました。

触れることには、心と体を癒す力があるのですね。

そういえば、昨日の朝、NHK「あさいち」に「マッサン」の玉山鉄二さんとシャーロット・ケイト・フォックスさんが出ていて、撮影裏話を語っていました。最初の頃、エリー役のシャーロットさんが慣れない日本での撮影で大変だろうと、マッサン役の玉山さんが、彼女を気遣って、事あるごとに彼女に触れるようにしたそうです。軽く肩をたたくとか、頭をなでる、とか。玉山さんは、他の人にそのようなことは滅多にしないんだけど、と笑っていました。シャーロットさんは、それがとても嬉しかったようで、落ち着いた気持ちになり、玉山さんへの信頼感が増したそうです。

触れあいたいという気持ちは誰もが持っていると思いますが、何か気持ちのバリアがあったり、すぐセクハラとか言われるような風潮があったりで、人に触れることが少なくなっているし、人と会って話していても、なかなか打ちとけることができなかったり。
その点、タッピングタッチのような直接的な触れ合いの方法は、ソフトながらパワフルではないかと感じました。
posted by 幸 at 13:14 | Comment(0) | タッピングタッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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